晴れ。気温が上がり、爽やかな天気。
天気が悪い日はどうも普段より体調も悪いけど、急に高気圧になると変化に
身体がついていかない。
前にも書いていたが、天気と体調には因果関係がある。 雨が降っている、
どんよりと曇っていると気圧が低くなっている。空気は気圧の高いところから
低いところへ移動する。ぱんぱんに空気を入れた風船から栓を抜いたら、
勢いよく飛ぶ。低気圧では空気が流れ込んで行き、地上からは上昇気流が
発生する。上空に行けば空気は冷やされ、水蒸気が液体となって、雲が
発生する。低気圧が近づくと天気が悪くなるというメカニズムで起こる
(ものすごく簡単に言えば)。
人間は「大気」という海の底にいるような感じで。平均して1気圧=1,013hPaと
いう力を受けている。昔は天気予報でミリバールとかいてあったが、今はヘクト
パスカルが使われている。
具体的には1平方センチメートルあたり約1キログラムの塊を載せている感じ。
そんなに上から押されてると感じないけど、そうなの!
感じないのは、なぜかというと身体も自然と押し返しているからだと高校の時に
習った。しかし低気圧が来ることで、その押し返す力の方が強くなる。
その結果、少しだけど、身体が膨張することになり、血管やリンパへの圧力も
弱まる。わずかながら、血行が悪くなると考えられる。
また自律神経も、気圧が低くなった、普段より酸素が薄い、光が少ない
(=暗い)などの微妙な変化を感じ取り、活動より休息モードの方がいいと
身体に指示する。
その結果、副交感神経の方が優位になって、リラックスしたい(眠るなど
休息しよう、意欲を低下させよう)などのモードに切り替わる。
雨の日には血行不良を敏感に感じるため色んな不調が起こるし、眠くなるのも
副交感神経の働きが優位になるからです。簡単な対処法は、血行を良くする
ことや、交感神経の刺激することだけど、元々持病をお持ちの方はそれだけで
改善させるのが無理だと思う。
高気圧の時に真逆で、交感神経に変わり、身体の弱い人にとって、それも
それなりにきつい!