曇り時々小雨。昨日より寒い。8℃
今日は最後のお出かけのチャンスで、体調不良と寒さに負けず、勇気を出して
買物に行ってきた。
在宅生活の中では外出が一番楽しい時間だと思う。呼吸器を使うようになったら、ベッドを離れて生活が出来ないと思う人が多い。
本人とその家族の強い意志があれば、外出も可能だと思う。もちろん、健康な人のように、無意識に靴を履いて、ちょっと行って来るという訳にはいかない!
正直言って、準備が結構大変で、本人と介護者の努力と肉体力が必要です。
持って行く物が多くて、車椅子にどうやって載せるか悩みの種で、なるべく置く
場所は毎回同じのほうが、準備時間の短縮につながる。
外出を始めた頃、呼吸器が故障しないのか心配で、散歩などを楽しむ余裕も全く
なかったので、このまま続けても、疲れるだけだと思っていた。でも、少しずつ
慣れたら、こんな不安も消えてしまった。
冬は加湿の問題もあるし、荷物が多くて、電源を取れない場合は、加湿器を持って行くことが出来きない。外出中は人工鼻(加湿を補う小さなパーツ)に頼って
いるが、加湿が不十分だと感じている。乾燥状態が長く続くと、痰が出なくなって苦しくなる。痰を出やすくするために加湿だけではなく、水分補給も大切だと
思う。しかし、外出中は、トイレを探すのもまた一苦労なので、どうしても水分を控えるしかない。
私は寒い時期になるとやはり外出を控える。どうしても出かけないといけない
場合は、人工鼻だけではなく、回路(ホース類)が冷えないように、母が作って
くれたカバーをかける。そのカバーを真冬に自宅でも使っている。加湿器と外気の温度差が大きいので、回路の中に水滴が溜まらないのを防げるためです。
とにかく、体調に合わせて色んな工夫が必要で、外出を楽めるようになるまで
大分年月がかかった。
いつも必ず持って行かないといけない物は、呼吸器のほか、外部バッテリー・
アンビューバッグ(手動呼吸器)・吸引器・吸引セット・酸素ボンベと決まって
ある。そのために特殊な車椅子か、今まで使っていた車椅子の改造が必要です。
私は2台の車いすを使い分けている。もう電動車いすの運転ができないから、
外出中は介助用車いすを使っている。2台ともリクライニングなので、ラクです。
外出後、いつも疲れるけど、何とも言えない達成感がある!