雨。蒸し暑い。
昨日は西城秀樹が、16日に心不全のため、亡くなられたことを娘から聞いた。
63歳で、私より二つ上・・・複雑な気持ち!
彼が1972年にデビューして、その10年後に私は初めて来日した。あの頃は、
ポーランドに歌謡番組が少なく、アイドル文化も存在しなかった。
ビックリした。日本に来てから、初めてカラーテレビを観て、とにかく何もかも
珍しかった。
歌番組をいつも楽しみにしていたが、まだ歌詞も理解できず調べていた。
どうしても一つの時代が終わった気がする。
野口五郎、西城秀樹、郷ひろみが新御三家と呼ばれていた。私はその三人の
なかでは西城秀樹の歌唱力が一番だと思って、好きだった。
世の中がチェッカーズや吉川晃司や安全地帯に沸いた84年頃、私は新婚で
まだ日本の国籍を取れずに新居を探していた。そして、バブル後期時代に
突入してから、一軒家を購入したが、故郷が恋しくなって、郷帰りした。
体調を崩して、呼吸器を付けられた。日本に戻ったら、もう歌謡界では彼が
あまり活躍してなかった。
たまにテレビに出たら、懐かしく思い、歳をとればとるほど、私の弟に似って
きたから、親しみを感じた。脳梗塞を患ってから、さらにテレビの出演が
少くなり、忘れられた存在になった。
彼の死をきっかけにまた色んな人の思い出の中で蘇えってくる。それはそれで
虚しい! 私がテレビでもっと早く再びに私の好きなギャランドゥを歌って
ほしかった。今日もテレビでは、その頃の彼の活躍と最近の闘病生活の映像を
放送された。
幸い、彼もよい家庭に恵まれて、辛い時に支えながら、心残りのないように
今を生きていた。少し短い人生だったが、悔いのない人生を送ったと思いたい!
御冥福をお祈り申し上げます。