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気管切開と人工呼吸器 30周年


晴れ。23℃。

今日は朝から涙が止まらない。気管切開と人工呼吸器装着の30周年・・・

思い出したくない記念日! 毎年4月に嫌な気分になる。

もう30年間は生かされている。31歳の時に呼吸不全を起こして、

意識不明の状態で病院に運ばれて、危篤状態になり、元旦那と両親が気管切開の

手術同意書にサインをしてしまった。まさかこんなことが決まったと知らずに

呑気で臨死体験していた。

結局、私の同意なしに今の人生を生きることになった!

その時にまさか30年間そのままで生きることになると思わなかった。

病気が進行して、61歳になって呼吸器を外したいけど、日本は安楽死を

認めてくれない。尊厳死さえだめ・・・なぜ日本人はそんなに生きて

いきたいか理解できない。今まで自分の人生に満足していれば、いつ死んでも

いいはずだと思う。苦しみながら痛みに耐えて、見栄を張って「頑張る」と

言って、同情されて、何の意味がある? 

日本では呼吸器を着けていると、ただの重病人、家族と社会のお荷物だとしか

見られていない気がする。障害者は障害者らしく、病人は病人らしく・・・

言われたことがある。はっきり意見をいう障害者はいずれに嫌われるし、

見下される。

それでも生き続けないといけないなら、小さい楽しみを自分で見つけなきゃと

思って、今日は娘と散歩に行ってきた。

死にたいと思いながら、生きている。でも、それは「死」を楽しみにしていると

いう解釈もできる。

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