曇り。暑いのに体が冷えている。
人はそれぞれなので、心のサプリも違う。音楽や旅行や自慢話と他人から認める
こと等々はサプリになる。私にとって心のサプリとは信仰によって自分を高める
ことと神様の恵みです。「恵」とはいいことだけでなく、試練を与えることでも
ある。また乗り越える力も神の恵みである。
今日は教会のお友たちと初めてお会いした神父様が来て下さった。
今度の神父様はフィリピン人で、話しやすい。心が穏やかになった。
以前、私が聞いた話をここで書き残したいと思った。
ある人は「死ぬ直前に神(キリスト)信じればいいのではないか。」と考えた。
確かにそれでも天国に行くことはできる。天国に行くにはそれで十分である。
でも、こんな質問をする方の動機を考えて見ると、何か大きな勘違いを
しているのではないか。それは以下の3つのもの。
◆「クリスチャン生活は退屈でつまらないものである。」と考えるのが間違い。
天国に入るまでのクリスチャン生活は暗くて退屈で、何の楽しみもないもので、
良いことは何もないと思っている方が多い。だから、なるべくその期間を
短くしようとして、それまで好き勝手な生活を送ることを考える。
それは誤解で、キリストを信じて受ける救いの恵みは、ただ死んでから天国へ
行けるというだけのものではない。この世に生きている限りキリストと共に
生きる人生であって、いつも愛され、守られ、導かれているので、こんなに喜びと平安に満ちあふれた幸せな人生は他にない。年を取ってからキリストを信じた
ある人は、「キリストを信じた今、私はたった一つ後悔していることがある。
それは、なぜ、もっと早くキリストを信じなかったのか。」と言っていた。
◆死の時はいつ来るかだれも分からないという事実を忘れている。
若い人は、みんな自分は70~80歳位まで生きられると思い込んでいる。
しかし、人の命を知っておられるのは全能の神様です。「死の直前になってから
神を信じよう。」という人生の計画を立てて、その通りになることが果たして
あるのか。もちろん、神様の憐れみはあると思うが、私はそのような話を聞いた ことがない。信じるに必要な福音の知識と理解がありながら、何十年も信じないままでいることなどできない。また、もし、福音の知識なしにいるなら、死ぬ直前になって「早く教えてくれ~。何をどうやって、信じたらいいのか早く教えてくれ~。」と叫んでも多分間に合わないと思う。そして、加齢と共に人は益々頑固に
なり、信じることが難しくなる。
◆信じることができるのは、神様の恵みであるということを忘れている。
ある人は、自分はいつでも信じたい時に信じられるとお考えかも知れないが、
救い主イエス・キリストを「信じる」ことは、神様の恵みであり、聖霊の助けが
なければ、信じるのが難しい! 人間の心は非常に頑固で、そして、年と共に
益々人の心は頑なになる。
そして、私が思うのは、弱い人間だけ宗教へ走るという考え方が間違っている。