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人工呼吸器と声


雨のち曇り。今朝は福岡県の沿岸部も暴風域に入った。今年初めてこんなに風が

強かった。幸い停電がなく、医療機器には影響がなかった。

昨日の午後は病院から呼吸器管理のMEさんが新しい呼吸器を持ってきてくれた。

これから娘と二人三脚で呼吸に合わせる日々が続く。貸し出し期間は2週間で、

果たしてうまくいくのかな・・・

今まで通り声を出せるように設定を目指している。

私は30年前にポーランドのICUで気管切開をして、一般のカニューレ(カフあり)に

呼吸器を繋げた。まだ自発呼吸があったから、先生たちが呼吸器のモードを

アシスト/コントロールにしてくれた。

そして、手術2日後に好きなものを食べなさいと言われた。え?早くない?と

思った。恐れながら、少しずつ大好きなチーズを食べた。上手く行ったから、

次は一週間以内に声を出す練習をさせられた。でも、そのおかげで喉と胸の筋肉の維持が出来た。

1988年にポータブル呼吸器を装着したままで飛行機に乗って、日本に戻った。

そして、在宅生活を始めた。カニューレを始め、イギリスで購入した呼吸器の

メンテナンスもすべて自費だった。呼吸器を着けたままで話すことが珍しく、

今でも病院に行くと、なぜ話せるの?と先生達に聞かれる。気管切開して、

一般のカニューレを入れたら、声を失うのが当たり前だと日本の固定観念の一つ

です。

呼吸器の設定によって、少し胸を動かす力があれば、発声ができる。欧米では

それが当たり前! ポーランドの先生のおかげで、30年が経っても、病気は

進んで、嚥下障害があるけど、今でも食べることと話すことも出来る。

凄く有難いことです。

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