晴れ。12℃
ポーランドはキリスト教・カトリックの国。
今日はクリスマスイブで、私にとって特別な日・クリストのお誕生日!
最大の喜びと希望になっている。
カトリックのクリスマスの過ごし方は日本人と違う。深い宗教的な意味がある。
ただの楽しいイベントではない。イブを家族と過ごし、特別な料理を食べて、
一緒に教会のミサに参加する。
クリスマスイブは肉とお酒厳禁!今日の晩御飯は魚や野菜と穀物。
料理はポーランドなら、きのこスープ、複数の魚料理、サラダ、パンなどで、
そして、いくつかのしきたりがある。
オプワテックという「聖餅」を食べる
ポーランドのクリスマスイブでは、全員で食べる前にオプワテックという
ウエハースを分け合う。このオプワテックを1つずつ手にとって、席を立って
お互いに、1年の感謝の気持ちを伝えたり健康を願ったりしながら、お互いの
オプワテックをちぎって口にする。キリストとの一致の象徴として食べる。
鯉を食べる
日本人にとっては驚きかも知れないが、ポーランドのクリスマス料理には
「鯉」を使う。日本では基本的に食用として存在しない鯉ですが、ポーランドでは
イブに、鯉を脂で揚げたものか、煮物かを食べる。手に入りやすいという理由でも
ある。ほかにはニシンのオイルか酢漬けも食べることが多い。日本では代わりに
ヒラメかカレイなど、お魚なら何でもいいです。
必ず「人数+1人分」の食器を用意する
食べるときは、必ず1つ、余分に食器類を用意する。これは、「誰かが急に家を
訪ねてきても、もてなすことができるように」という習慣がある。寒い冬場の
クリスマスに助けてほしい人が家を突然訪ねてきても、いつでも暖かく
出迎えることができるように用意されている。
食事の数は「12種類」がいい
出すメニューの数は「12種類」がいいだとされているが、守るのが難しいから、
必ずしそうしないといけないことはない。特に海外にいるポーランド人に
とって難しい条件だと思う。卵は「誕生」の象徴であるから、ポーランドでは
クリスマスとイースターでよく登場する。
翌日(25日)は肉を食べても構わないので、ビゴス(ザワークラウトと肉の
煮込み)を必ず食べる習慣がある。娘は必ず毎年、3週間前からザワークラウトを
作って、そしてクリスマスの直前に肉と煮込む。
とにかく、日本人のようにフライドチキンとケーキをクリスマスに食べる習慣が
全くない。特別なスイーツがあるけど、生クリームを使わない。
一般的には、24日から日付が変わった直後に教会のミサに参加して、喜びを
分ち合う。ポーランドのクリスマスで一番盛り上がるのは、24日の夜から25日の
終わりまでで、翌日(26日)も祝日となっているポーランドでは、26日はのんびり過ごす日です。
明日は入浴があり、あまりゆっくりできない。夕方は父とスカイプでお話する
つもりです。母が亡くなって2回目のクリスマスを迎える父はやはりこの時期に
なると寂しいみたい。
クリスマスイブのテーブル
ポピーシードのストルーデル