曇りのち晴れ。今日と明日は14℃で、クリスマスの前に大掃除日和!
今年もホワイトクリスマスにならないから、少し寂しい気がする。
ポーランドはどうかな?
明日はクリスマス・イブで、クリスチャンにとって大切な日!
その日に朝食と昼食を食べない人が多く、夕食は家族と4時頃に時間をかけて
食べる。日本とは全く違う雰囲気・・・あぁ~懐かしいな~
クリスマスをポーランドでは家族だけと過ごす。パーティの習慣がないから、
日本のお正月のような感じ。家族と親戚が集まって、郷土料理を食べたり、
キャロルを唄ったり、キリストの誕生を祝ったりして過ごす。
日本のクリスマスって商戦が強調され、豪華なイメージがある。ポーランドの
実家のクリスマスを思い出すと懐かしくなる!
日本ではハローウィンが過ぎれば、クリスマスの飾りが始まったり、
クリスマスキャロルが流れたりし、クリスマスの頃には「もういいよ」って
感じになる。ポーランドでは、クリスマスツリーを家で飾るのは23日からです。クリスマスキャロルも24日にならないと聴かない。
24日にカトリック信者が肉を口にしないので、ポーランドのクリスマスイブの
お料理は魚がメインで、フライ、マリネ、煮魚が主になる。他にはお肉が入ってないスープと野菜料理だけを食べる。伝統を守りたいのなら、スイーツを
含めて、12品を作らないといけない・・・無理、無理!
クリームとイチゴでデコレーションされたクリスマスケーキは、日本独特な
物で、ヨーロッパではこのようなケーキは食べる習慣がない。
ポーランドでは、フルーツケーキや、ケシの実がいっぱい入ったケーキなどを
食べる。
イブの食事は1番目の星が空に輝いたときに始める。ちなみに暗くなり始めるのは
3時過ぎぐらいです。食事の前に必ずお祈りして、そのあとポーランド独特の
習慣だけど、ホスティアのような物、oplatek(オプワテック)を分け合う。
集まっている家族一人一人とその人に対する感謝の気持ち、希望などを言い
合い、相手のオプワテックを割って食べる。
24日は子どもにとって最高の日! 日本やその他多くの国では、サンタは
子どもが寝たあとに来ることになっているけど、ポーランドでは24日の
クリスマスディナーの後、子どもがまだ起きている内に来る。
子どもを別の部屋に連れて行き、その間で何とかプレゼントをクリスマスツリーの下に置く習慣があって、そのために夫婦の連携プレーが必要です。
プレゼントをもらえるのは子どもだけでなく、大人もそうです。これは結構
楽しい時間で、みんなでプレゼントを開けて見せ合い、その後もお茶を
飲みながら話に花が咲く。
夜中の12時にポーランドではクリスマスのミサがある。もちろん25日にもミサが何度も行われるけど、12時のミサには大勢の人が集まり、皆はクリスマス
キャロルを歌うから、忘れられない雰囲気になる。
25日は肉ばっかり! 前を持て、たくさん作り置きをする。来る日も来る日も それを食べる。その辺は日本のおせち料理に似たような習慣だと思う。
ちなみに、25、26日も祭日なので、親戚の家を訪ねたり、ゆっくり家族そろって
過ごすのがポーランドの習慣です。
ポーランドの人口の92%はカトリック教徒。