快晴。日差しが暖かい。
先日は病院から致命的なお知らせを受けて落ち込んた。今さえ生きる意欲が
ない私にそう言われば、死なせてと叫ぶしかない。しかし、日本は安楽死が
認めてくれないので、神様にお願いするしかない!
とりあえず復活祭のことを考えよう!
今日は聖土曜日(英語;Holy Saturday)で、亡くなったキリストを墓に入れた日。
そして復活祭前の聖なる三日間の最終日。
ポーランドでは、綺麗に飾ったイースターバスケットを教会に持って行って、
聖水でお清めしてもらう。このイースターバスケットは、籐かごに白い
レース布を敷いて、そこにイースターエッグと呼ばれる模様を描いたゆで卵や
パンや塩と砂糖でできた羊かウサギなどを入れる。各家庭によってバスケットの中身が違うけどイースターエッグは欠かせないアイテムになっている。昔から
卵とウサギが復活と子孫繁栄のシンボルとされている。
鶏卵を玉ねぎの皮、赤ビートなどと一緒にゆでて、殻に紅色や茶色に色づけを
してから、模様を書く。ポーランドで流通している鶏卵は、白玉ではなく
褐色玉がほとんどなので、簡単に色がつく。
その後、お清めしてもらった卵(ピサンカ)の殻をむいて、復活祭の主日に
家族で分けて食べる。このピサンカの習慣は、キリスト教受容以前の歴史に
由来するものである。
ポーランドでは、春の訪れを祝う伝統行事として、ピサンカ祭りの習慣が
あり、キリスト教受容以降に、復活祭の行事と一緒になった。写真は木製の
イースターエッグで、これも民族工芸として古くから伝われてる。