晴れ。猛暑・・・あと何日? 疲れた!
夏の終わりにやってくる風物詩ともいえる番組、「24時間テレビ 愛は地球を
救う」(日本テレビ)。今日も放送されている。
楽しみにしているひとがいれば、私のようにうんざりだと思う人もきっといる。
障害者、健常者と分けて、何かをさせて「感動」物語に仕立てること自体が
もうすでに、そこに「差別意識」がある。そもそも「障害者が何かをやる」と
いう前提で企画を練る発想に凄い違和感を覚える。)
この国には障害者が何かをやるだけですごいと思ってしまう。その考え方は基本になり、健常者と違うという意識を生み出している。「障害者×◯◯」という
式は、この価値観を前提条件に企画や演出方法を考えられている。
最近、感動ポルノという言葉が議論されるほど、障害者の存在を考える機会が
増えてきている。また、2020年の東京パラリンピック開催はひとつの契機に、
バリアフリー設備が整い、確実に生活しやすい状態が生まれる。
しかし、意識レベルでは考え方が変わらないと感じる。状況を変えるには、
障害者側にもっともっと外に出ていかなければならない。外国では社会の一員と
して障害者がいることが当たり前で、周囲を見渡せば障害者がいる。日本でも
それが日常になれば、上ではなく、同じ目線になると思う。社会がどれだけ
改善されたとしても、障害者自身がアクションを起こさない限り何も変わらない。
現在放送中の『24時間テレビ 愛は地球を救う』のみせものになるだけでなく、
上手く金儲けに利用される。
当たり前のことだが、チャリティーならスポンサーはスポンサー料を寄付に廻してCMを流さず、タレントは無償で出演しなければならない。しかし、実際には
タレントはテレビ局から高額ギャラを受け取り、テレビ局はスポンサー企業から
巨額の広告料を受け取り、スポンサー企業はCMをガンガン流して宣伝しまくる。
結局、テレビ局や芸能人やスポンサー企業らは自分らの利益を追求し、視聴者から金を巻き上げるのだから、偽善どころか「詐欺」だと思う。
海外の本格的なチャリティー番組とは違い、日本のテレビ局がやっているのは
障害者を利用した感動ビジネスだと思う。だから、芸能人出演者たちには多額の
ギャラが支払われるが、感動ビジネスの矢面に立たされる障害者の出演者たちにはギャラは支払われない。
そして、障害者出演者がノーギャラで芸能人出演者が高額ギャラという事実を
視聴者には隠蔽し、視聴者を騙して募金を集める。日本人はチャリティーの
意識レベルが低すぎるから、こんな番組を観て感動する。私はたまにチャネルを
変えてみると、感動ところか吐き気してくる。
チャリティーをやりたいなら、障害者を巻き込まないでほしい!!!
そして、本格的にやれ! ギャラなしで!
最後にビートたけしの名言
ヨダレ垂らした芸能人どもがめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせに、これ以上貧乏人から金巻きあげんな。チャリティーっていうくらいならお前ら全員ノーギャラで
出ろよ!(24時間テレビ への出演オファーに対し)