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在宅死③


晴れ。もうすぐ立秋なのに、暑さは厳しい! 残暑も長く続くでしょうね。

今朝は血圧が70台に下がり、ちょっと危険な数値だと感じた。酸素を上げて

しばらくしたら、少し意識がはっきりしてきた。こんな状態に慣れているとは

言え、やはり日々の病気の進行に戸惑っている。

さて、今日は在宅死のデメリットについて

・24時間に医者が近くにいないため、やはり不安を感じる時がある

・吸引などの医療行為をずっと家族が行わなければならないの罪悪感がある

・家族に精神的にも肉体的にも負担が掛かってしまう

・家族の息抜きの時間がとりにくい

・突然死の場合は訪問の先生の死亡診断書がないと面倒なことになる

 家族の警察取り調べが行われる

もし「病院死」よりも「在宅死」のほうが正しい、好ましいとしても、家族に

とっては負担が大きい。誰もがそれを実行できるわけではない。何年間も在宅で

看てもらうと、やはり家族が疲れてしまう。本人と家族が話し合って、在宅死を

望んでいるのなら、それでいいんだと思う。しかし、そのために環境を整え

なければならない。最期を安らかに過ごせるには、信頼できる在宅医と病院の

サポートが理想だと思う。

しかし、「在宅死」というのは、家の中に“死にゆく人”がいる状態であり、

“死にゆく人”が穏やかに死ぬために精神的と肉体的なケアが必要なのに、

残念ながら、それは家族が担うことになってしまう。一日の大半を

“死にゆく人”と生活を共にするわけだから、家族の精神的と肉体的な負担が

大きくなる。耐える覚悟をしたとしても、やはりやむを得ず「在宅死」を

諦めるのも覚悟しなければならない。

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