晴れ。風が冷たい!
私は人に助けてもらわないと、生きていけない。
自分で何も出来ない。諦めて誰かに頼るしかない。
しかし、人に助けてもらって、生きていく姿を見せれば、私を助けた人は、
私の姿を見て、役に立ったとか、いいことをしたと喜びを感じるはずだと思う。
それは当たり前のクリスチャンの考え方。
だから、助けてもらっても、何の負い目も感じないし、「見返りに何か。」とも
考えない。私を助けた瞬間に、その人も私から助けられると思っている。
人と人の関係は、こんな感じだと小さい時にポーランドで教わって、
遠慮せずに人に助けてもらっていた。
ところが、日本に来て、別の文化と習慣に触れて、人に迷惑をかけてはいけないと
いうことが優先になっていると気が付いた。それじゃ、身体が不自由な人にとって
すごく住み辛い社会だと感じるようになった。
意味のない存在を社会が背負っているという感じに見える。だから、日本の障害者は
申し訳ない気持ちで生きている。そして、何か役に立たないと、更に自分の価値を
生み出せない立場になってしまう。日本の社会は見返りを求めていると思う。
助けてもらいたいなら、何か役に立たないか、何か犠牲にしないと、健康な人間との
関係がこの社会では成立しない。
私は感じていることを言わせてもらうと、同情するよりも、対等に接してくれ!
「自分の立場を見極めて生きてくれ」と求めないで! そして、障害者を教訓として
扱わないでね。この世でみんな同じように一生懸命に生きている。